2008年10月6日月曜日

ギフト制作工程





今回は制作工程を順を追ってお見せしたいと思います。

①まず、最初にゼブラの筆ペンを使い、ラインを作っていきます。このライン作りでは、とにかく一本一本の線をきれいに描くことと、誇張やアイデアをしっかりと盛り込むように考えます。ほとんどがこの段階で決まるといっても過言ではないと思います。それほどこの白黒の段階は重要になります。

②次に、ベーストーンをコピックマーカーでつけていきます。これは、上に色鉛筆を塗った時に色がスカスカな状態に見えないようにするためと、色鉛筆を上にのせていく時のガイドとして役立ちます。この手間は僕にとっては絶対必要な手間ですね。各場所2~3色程度でトーンを付けていきます。

③コピックである程度のトーンをつけたら、ここからは色鉛筆での細かいディテールを作る作業です。僕はHolbein Artists Colored Pencil、という色鉛筆を使っています。この色鉛筆は非常に柔らかく、色のブレンディングがきれいにできます。また、油性ですので、塗った後に触ってもほとんど落ちませんし、伸びません。この段階でほとんど絵は完成に近い状態です。Burnt Sienna,Burnt Umber,pink,salmon pink,などでトーンを付けていきます。

④これで完成です。最後は赤みや灰色系、そしてホワイトを入れなおして仕上がります。

このような形でいつも注文制作をしているわけです。色鉛筆とマーカーでの作画は一番多くこなしてきたので、この制作の仕方がこの描き方の最終形の気がします。これからはデジタルと絵の具の方も手順を見せていきたいと思います。